働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

15) 便秘は恐いよ

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2017年9月8日
一昨日、抗がん剤治療をした。今日は朝から少々ムカつきがある。朝食も食べたくない。半分位残そうと思ったのだが「今のうちに食べておいた方がいいかも」と思い、無理してなんとか全部食べた。あまり美味しくない病院食。ただでさえ食が進まないのに、ムカつきがあれば、なおさら食は進まない。家から持ってきた焼き海苔と醤油のおかげでなんとか食べられた。食べられない時、焼き海苔と醤油はお薦めです。

朝食後、シャワーを浴びてから、ボーッと窓の外の景色を見ていたら、モン黄蝶が飛んでいた。ここは5階。随分高い所を飛んでいるんだなぁ。しかし、モン黄蝶の名前はモン黄蝶で良いのだろうか?正式名はあるのだろうか?そんなのすぐにスマホで調べればいいじゃん、と思われるかもしれません。その通りでございます。すぐに調べれば良いのですが、ボンクラ者のオラは1年近く経った今もまだ調べておりません。

オラは勝手にモン黄蝶の事を「幸せのモン黄蝶」と思っている。モン黄蝶を見ると良い事が起きるのだ。知っている人は知っている、昔懐かしい「幸せの黄色いビートル」といっしょ。これでいいのだ。

水分摂取は、ムカつきがあるので水よりも炭酸飲料の方がスッキリして飲みやすい。オラの場合はコカ・コーラがとても美味しく感じた。一応、カロリーとカフェイン摂取を気にしてzero freeにした。噂によると「コカ・コーラのカラメル色素はがんの原因になる。」という話もあるけれど、あまり気にしないようにしようと思う。本当か嘘かわからない話をいちいち気にしていたら何も食べられないし、気にし過ぎて食べない方が体に良くない気もするし。(しかし最近(2018年夏)、カラメル色素無しの透明なコカ・コーラが現れたのだった...。ま、関係無いと思うけど。)

昼食はカレー。ごくごく一部ではあるけれど「カレーは飲み物」という人も居るように、カレーは殆どの人が「食べやすい食事」の部類に入ると思う。しかし、やはり今日は食べられない。半分残す。

唐突ですが、カレーからウンコの話になります。

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ウンコは昨日から出ていない。普段は軟便多糞性(1日に3、4回出る)なので、便秘の時は、そりゃもう大変。体中に大汗をかいて苦しくのたうちまわり悶絶すること1時間以上。そんな苦痛の便秘を何度か経験しているので便秘はとても怖い。故に、早めに下剤を飲んでみた。しかし効果がない。なのでこれまた早めに座薬もお願いした。

座薬を手にした看護士さん(女性)が来て「さぁ、やるよ!」と言った。まさか座薬を他人に入れてもらうなんて事は想像していなかったのでびっくりした。おケツの穴は、やはり、他人にはあまり見せたくないのだ。オラぁ小心者なのだ。おケツの穴が小さいのだ。だから、自分でこっそり座薬を入れたのだ。

下剤、座薬と、これまで早め早めに勝負に出たのだが、なかなか出てこない。引き続き下剤を飲んで次の勝負に備えるのでした。

本当に酷い便秘になると、看護士さんにウンコを搔き出してもらうらしい。「おケツの穴を見られて恥ずかしい!」なんて言ってる場合じゃないのだ。病気は怖い。ホント、健康が一番という事をつくづく実感するのでございます。

夕飯は全く食べられなかった。

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(続く)

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