働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

35) オプジーボ投与1回目

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2018年4月
上の画像は、昨年頂いたシクラメンの今年の様子。テキトーに放置して、テキトーに水を与えていたら、今年もしっかり咲いてくれた。これを生命力と言うのでしょう。
オラの場合は、ただ食べて飲んでいるだけでは生きられなくなってしまった。危険な薬に頼らなければならなくなってしまった。あれこれ考えても、道はそれしかないんだから、喜んでその道を進んでみましょうかね。

で、その、(昨年9月から続けてきた)危険な薬の効果が確認されなかったため、別の危険な薬を使用してみようという事になった。あ、勘違いしないで下さいよ、保険適用の「危険な薬」の投与(標準治療)は「最新で最高で最善の治療」なんですから。本当に危険なのは、保険適用外の治療です。「高額だから治るかもしれない...」は、ありえないようです。「本当のようなウソの話をする本当の医者」には気をつけて下さい。お金も命も無くしますよ。
もしも、どうしようか迷っている人が居るなら、ちゃんとした信頼のおけるサイトで調べたり、ツイッターの #勝俣範之、#大須賀覚 等を覗いてみて下さい。(敬語略)


2018年4月18日~5月3日
抗がん剤及び鎮痛剤変更のため入院
今までの抗がん剤は、なんだかんだあれこれ約4時間~5時間以上かけて点滴をしていたが、オプジーボは約1時間半で終了した。早い早い。
鎮痛剤のナルサスは2mg(1錠)から始めて、毎日2mgづつ増やし、自分に合った適量を調べるようだ。
そして、抗がん剤投与日の夜の恒例となっていた「あばれる君(※1)」の出現は無かった。

オプジーボ投与後、食欲が無くなった。病院食を残したり、まるで食べられない事もあった。しかし、それがオプジーボの副作用のせいなのか、もともと病院食が美味しくないからなのか、わからない。好きなものならば少量食べられる、という状態。
結局「食欲が少々減少しているところに、食欲のわかない病院食が出てきて、泣きっ面にハチ状態」だったのかもしれない。何とかならないかなぁ、病院食...。(この後もしばらく、軽い食欲不振は続いた)

病室で毎日毎日ただ起きて、食べて、働きもせず、また食べて、寝て...。そんな毎日を繰り返していると、無駄に生きているんじゃないかなぁ、と思う事がある。何の役にもたたず、起きている時は、ただ食ってウンコしているだけだからね。オラがフッと消えて無くなってもいいんじゃないかって思う。いずれ総ての人は、その存在が無くなってしまう運命だし、それが少し早まるだけ。オラが居なくなっても大した事じゃない。って思う。
でも、この、172.5cm少々太めの体がフッと消えて無くなるわけないし、自ら命を絶つような事は死んでもしないので(どっちなんじゃ~い!?)、周りの人達に迷惑を掛けながら、加齢臭を振りまきながら、不快を与えながら、まだまだ生きますよ、わりーね。

加齢臭といえば、土日と祭日が重なって、金土日月の4日間シャワー無しの日が続いた。加齢臭は濡れタオルで拭いたくらいじゃ消えない。いろいろ病院側の事情はあるかもしれないけれど、なんとかならないかなぁ、と思った次第でございます。

1回目の投与から2週間経った。軽い食欲不振の他、軽い耳鳴りと声がれがあったが、特に目立った副作用は感じられない。そして、オプジーボ2回目の投与。14日に1回のペースで投与するため、あっという間に次の投与日がやってきた。そして、あっという間に点滴は終了した。

そしてその晩も「あばれる君(※1)」は現れなかった。あばれる君、君と過ごした時間はとても短かったけれど、君は僕に勇気と希望を与えてくれた。ありがとう、あばれる君。 ♪また~どこか~で会えるといいな~あばれ~るく~ん(Mr.Childrenイノセントワールドの曲で)。
痛み止めのナルサスは、あまり効き目を感じず、結局18mg(6mg×3錠)まで増えた。
そして退院。

(続く)

※1「あばれる君」についてはは、下記記事をご覧下さい。

kinomura-suntaro.hatenablog.com

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