働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

39) 9カ月ぶりのビール!

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本当はサッポロビールが好き
2018年7月
抗がん剤オプジーボになってからは、投与後の少々の食欲不振の他は特に目立った副作用は無い。吐き気も頭痛も鼻血も疲労感も無い。血液の各数値も、ほぼ基準値に戻った。あれ程の異常値だった肝臓も、まったく問題無い。このままずっとオプジーボが効いてくれたらいいなぁ、と、星に願うジジイなのです。

という事で、久々にビールでも飲んでみちゃおうかな、と思い、飲んでみちゃう事にしました。しかし、もう8カ月以上も飲んでいないので、飲んだらどうなってしまうのか、不安もあるのです。

ちょうど同時期、友人2人から「元気?たまには会おう」との誘いもあり、「記念の一杯」は近所の居酒屋で行う事にしました。この居酒屋は、オラが酒を飲み始めた18歳の頃からずっとお世話になっている店。もう40年以上もお世話になっている事になる。オラの兄もお世話になっていた。いったい創業何年なんだろ?もう立派な老舗だよね。オラの事を見た店の姐さんも「あら~心配してたのよ~元気そうで良かった~」と歓迎してくれた。

友人2人は生ビール、オラは、たぶん生ビール1杯は無理なので瓶ビールにしてみた。で、乾杯!
なんせ9カ月ぶりのビールだし、がん治療中だし、何が起こるかわからないので、以前のように、いきなり「グビグビグビグビ、プハー」というわけにはいかない。舐めるようにチビチビ飲んだ。飲み始めて1時間後、大瓶のスーパードライは、まだ半分以上残っていた。
しかしやっぱし、ビールが飲めるって、いいもんだねぇ...。


で、オプジーボの話に戻りますよ。オプジーボは2週間に1度投与する。先週、退院したかと思うと、もう、来週入院だ。あっという間にどんどん月日は過ぎて行く。
あ、そうそう、そう言えば先日、病院食を食べた時に「あれ?」と思った事があった。それは、あれほど不味い、あの病院食を、一瞬「美味そうだ」と思ったのです。実際に食べてみると、何故か美味く感じた。どう考えても変だ。美味いはずがない。なので、その理由を考えてみた。
①その日だけ、たまたま本当に美味かった。
②その日はオラの機嫌と体調がすこぶる良く、美味く感じた。
オプジーボのおかげで、食欲不振が消え去った。
その後も何回か、オラは病院食を美味しく感じた。あの何回かの病院食はいったい何だったんだろう? もしかしたら、その日の血液検査の結果がとても良好だったゆえ、「いよいよビールが飲めるかもしんねぇぞっ!?」って、心の中で狂喜乱していた時だったのかもね。だったら答えは②か....。

その後の病院食は、言うまでも無く、相変わらず不味いままなのでございます。何とかして頂けないでしょうか....。
(続く)

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