36) 痛み止め剤はナルサス
抗がん剤がオプジーボに変更になり、2回投与して退院。
抗がん剤の変更と共に、痛み止めもナルサス（オピオイド／医療用麻薬）に変更。
退院後、ナルサス18mgを飲み続けた。痛みはほぼ無くなったのだが、その代わり毎日眠くて眠くてたまらない日々が続いた。10時間以上寝たにもかかわらず、朝、起きてからもあくびばかりが出る。昼食後、もう我慢できずに昼寝をする。しかし、頑張って起きないといつまでも寝てしまうので昼寝は1時間位にしておく。が、昼寝後もやはり眠い。夕方6時位には寝てしまいたいのだが、頑張って夜9時位までは起きている。夜9時に寝て、朝8時位に起きる。でも、翌日もまた眠い。そんな日々が続いた。
後日談ですが、主演者も主催者も観客も全員がん患者（またはその家族）だらけの落語の会に参加し、落語を楽しんでいる時も、眠さに耐える事ができずに寝てしまったほどです。樋口様他、出演者の皆様方、本当にごめんなさい。
眠さゆえ、一日中何もできず、ただただダルい毎日に耐えきれなくなり、主治医に電話をして、徐々にナルサスを減量する手段をとる事にした。
1日毎に2mgづつ減量した結果、6mg（痛みは抑えられるが少々眠気が残る）と4mg（少々痛みは出るが眠気はない）あたりが良いのではないかという結論が出た。中間の5mgがあればちょうど良いのだが、それは無い。効き目が24時間持続するタイプの薬なので、お薬カッターで半分にするわけにもいかない。（お薬カッターを使用する時は、主治医か薬剤師に相談した方がいいですよ、いろんな薬があるからね。）
という事で、しばらくの間、1日置きに4㎎と6㎎を飲む事になった。一時期は18mg飲んでいたわけだから、随分多めに飲んでいた事になる。そりゃぁ強い眠気もでるわなぁ。効き始めるまでに時間が掛かったのかもしれない。
とりあえず今は4mgと6mgの間で痛みを止めているけど、もしも、今以上に痛みが強くなった場合、きっとまたナルサスの量が増える事になるでしょう。その場合、また、あの、眠さとダルさがやってくるのかと思うと、とても嫌だ。痛さも嫌だけど、眠さダルさも結構ツラいものなのです。
（続く）
