働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

37) Youthful Days

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吉田拓郎
2018年5月
オラの身長は172.5cm。過去最大値は174cmあったのですが、歳ともに縮んでしまいました。背骨の軟骨がすり減って縮んだのかな?これからますます歳をとると、どんどんちっちゃくなっていくのかな?ま、そろそろ還暦だし、しょうがないか。それとも、がんの骨転移の影響かな?たぶん違うと思うけど。

身長と共に髪の毛も縮んだ。いや、縮んだのではなく、伸びなくなった。本数も少なくなった。
昔は吉田拓郎や(財津和夫率いる)チュ~リップに憧れて、♪僕の髪は~肩まで伸びて~♪いたんだけれど、現在はヒョロヒョロのうぶ毛のまま、それ以上は伸びてくれない。これもまぁ、歳のせいと家系のせいだ、しょうがない、と思うしかないか。

百万歩譲って、髪が薄くなる事はしょうがないとしても、どーして地肌がテカテカ光るかなぁ?それほど明るくない場所でも光ってる。写真を撮るたび光ってる。「黒山の人だかり」でも、オラだけ光っているのですぐにわかってしまう。お願いだからおとなしくしていて欲しいのよ、目立たないで欲しいのよ。オラぁ静かに暮らしたいのよ。

歳をとると顔や手はシワシワのカサカサになるでしょう?なのに、なぜ頭だけはツルツルのピカピカになるのよ?とにかく、もっと光沢を抑えて欲しいのよ。どうせなら、頭もシワシワになって欲しいのよ。そもそもアンタは何のためにそんなに光ってんのよ?そんなに光るパワーがあるなら、もっと違うトコにそのパワーを使いなさいよ!言っとくけどね、アンタのその光は無駄よ!無駄っ!何がしたいのよ、アンタは、まったくもぅ...。


10代の頃は髪が多く、長かった。長いために、先生達からは「不良」と言われた事もある。しかし、当時の本当の「不良」はリーゼントが主流(矢沢永吉率いるキャロル全盛の頃)。長髪族の不良(とは言わなかったけど)が存在したのはひと昔前の話。先生達には少々時代錯誤があった。オラは善良な、心優しい、音楽を愛するいち高校生だったのです。

そんな時代からの友人が、現在、桐箪笥(きりたんす)職人として活躍している(当時、彼はバリバリのリーゼント派)。彼の住む町は「桐箪笥の町」として、その名が知られている。しかし、時代の流れからか、現在、その町の桐箪笥職人は彼一人になってしまったという。
彼は伝統工芸士としても認可され、テレビ、新聞、雑誌等の取材は数知れず、海外でも展示会を行うほど、精力的に活動している。いずれ時が経てば「人間国宝」になるのではないかと期待している。

彼はオラが病気になってしまった事も知っているし、オラに収入源が無い事も知っている。ある日、彼と話している時、「だったらさぁ、うちの製品、ネットで売ってよ」という話になった。とは言え、オラには、ホームページをサクサク作るような技量は無い。20代の頃、1年間だけプログラマーの助手みたいな事をやった事があるけれど、経験値はゼロに等しい。でもまぁ、ホームページ作成ソフトがあれば何とかなるか...?

本当だったら、桐製品という高価な物は、立派な店舗で上品に販売するのが一番いいんだろう。ネット販売には向かないんじゃないかな?でもま、特別お金がかかるわけでもないし、ま、「やってみっかね」という事になりました。

でも、かなりの時間がかかるだろうし、無いアタマを使うわけだから、ますます髪が薄くなるかも...。

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チューリップ
ミュージシャン各位 敬語略とさせて頂きました。

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