働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

14) なんじゃこりゃ!異常事態勃発!

f:id:kinomura-suntaro:20181204182328j:plain
2017年9月7日
昨日、第一回目の抗がん剤治療が終了した。主治医や看護師さんからは「何か異常があったら、どんな小さな事でも報告して下さい。」と言われていた。妻からも「ちょっとでも何か変だと思ったら先生でも看護師さんでもとにかく言うんだよ!」と言われていた。そして、その「異常」は真夜中に起こった。

病院の消灯時間は午後9時。異常が起きたのは午前2時頃。その「異常」とは、誠に言いにくいのですが、単刀直入にわかりやすく申し上げますと、つまり勃起です。
自慢じゃないけど、自然発生的に勃起するなんて、ここ数年無い。その上、異常なくらい、怒り狂ったように大きくなっている。まるで十代の頃のように、自分の意志とは関係なく、パンパンに腫れている。まるで別人格。起立型サンドバッグのように、叩いても叩いても起き上がって来る。「なんじゃこりゃ!?」普通はこれが普通なんだろうけど、それが普通じゃなくなってしまった今、これは明らかに「異常」だ。 抗がん剤の副作用ではないだろうか。
その後なんとか落ち着いた後もまた再発し、痛くて何度も起きてしまった。

朝、検診の時、看護師さんにこの事を言うべきかどうか、迷ったのだが、「異常があったらどんな小さな事でも…」という言葉を思い出し、勇気を出して告白した。言ってすぐ後悔した。58歳のジジイが若い女性の看護師さんに「昨晩、勃起しました。」と言うのは、やはり変だろう。主治医に直接言うべきだった。後悔先に立たず。立ったんだけど。

その後、「若い女性の看護士にエロ話をした変なジジイ」と思われないように、来る人来る人(男性の看護師さん、女性のあまり若くはない看護師さん、男性の薬剤師さん、そして主治医)に言いまくった。主治医は「そういった前例は聞いた事がない。しかし、抗がん剤治療をするとホルモンバランスが崩れるので、そういう可能性はある。もしかすると良くある事なのかもしれないが、場所が場所だけに、報告する人も少ないのかもしれない。」と言っていた。

下半身の事だからあまり口に出す人が居ない。居ないならば、今後抗がん剤を受ける人のためにも、数少ない一例として、敢えて口に出して伝えた方がいいんじゃないかな、と思うのでした。

上の写真は病室から見えたスカイツリー。今日だけオラもスカイツリー

その後、あまり若くはない女性の看護師さんからは、何度か「あばれる君」と呼ばれました。

f:id:kinomura-suntaro:20181214102029j:plain
(続く)

にほんブログ村 病気ブログ 肺腺がんへ
にほんブログ村