働け!がん患者!(ゆっくり療養したいけど...)

収入保証も医療保証も年金も無い人が癌になってしまったら...。肺腺がんステージ4サバイバーのテキトーすかたんエッセイブログです。古い順に1)から読んで頂ければ、とても幸いです。

10) 病室のベッドの上で思った事 1

f:id:kinomura-suntaro:20181202150624j:plain
2017年9月2日
昨年(2016年)の後半頃から痛くなった肩甲骨とろっ骨辺りの痛みは、結局、がんの骨転移のせいだったのね。オラぁ訳もわからず胸に湿布薬を貼ったり、ロキソニンを塗ったり飲んだりしていたのだ。がんが湿布薬で治るわけないじゃないのよ、ねぇ。

肺のがんは殆ど痛みを感じないので、一気に末期、という事が少なくないようだ。オラの場合は骨に転移していたので、その痛みで気づいた。良いのか悪いのかは判らないけど、ま、いずれにせよstage4だし...。

オラががんである事を知った友人からメールがあった。言葉のない画像だけのメール。青空が写っていた。

それにしても、1軒目の病院と2軒目の病院はがんを見逃したという事にはならないのか?これでいいのか?こんなもんなのか?と思う。
昨年末の健康診断もそうだ。診断結果は「異常なし」だった。その数ヶ月後にステージ4って...。

少なくとも「異常なし」と言い切ったわけだ。殆どの一般市民は医者の言うことを信用する。そして信頼する。それは、自分の知らない医学知識を豊富に持っている人だけが医者になれると思っているから。

人によっては医者から「異常なし」と言われたら、その言葉を信じ、時はずんずん過ぎ、どんどん病状が悪化するが、医者の「異常なし」という言葉を信じきっているために他の病院には行かず、なおも病状はずんずん悪化してしまう。という事もあるわけだ。

オラの場合は、3軒目の病院(健康診断を含めると4軒目でやっとがんとわかったわけだけれど、それは、肺に水が溜まっていたから発見されたのかもしれない。もしも水が溜まっていなかったら、はたして発見されたのだろうか?と、疑い深くなってしまった僕…。

先生は会社員ではなく職人であって欲しい。休日優先よりも患者優先であって欲しい。いつもいつもそうであれとは願わないけど、人の命に関わる事です、ど~かひとつ、プロの目で、しっかりと私達の事を診て、安易に「異常なし」とは言わないで下さい。
時に判らない時もあるでしょう、人間だもの。そんな時は、いい加減な判断はせず、他の病院を紹介して下さい。お願いします。
と、思うのはオラだけか?

夜、病室の窓から花火が見えた。そういえば、今年はどこの花火見物にも行ってない。9月にして今年初めての花火見物となりました。

f:id:kinomura-suntaro:20181202150702j:plain
(続く)

にほんブログ村 病気ブログ 肺腺がんへ
にほんブログ村